「マネーフォワード開業届」を実際に使った感想。簡単かつ便利

「マネーフォワード開業届ってどんなサービス?どんな特徴があるの?」

 

「開業freeeとはどう違う?」

 

「実際に使った人の感想や口コミってある?」

ゆるり会計士@海外在住

本記事は、実際にマネーフォワード開業届を使ってみた私が、そんな方の疑問に答えていきます。

私は公認会計士で、現在は海外在住ですが、日本と海外で10年以上税務業務をクライアントに提供してきました。

マネーフォワード開業届(略称「MF開業届」)のサービスの特徴は、以下の3つになります。

MF開業届の3つの特徴
  1. 無料である。
  2. Web上で質問に答えていくだけで簡単に開業届や青色申告承認申請書を作成できる。
  3. 提出も簡単にできるように配慮されている。

開業届や青色申告承認申請書の作成や提出って結構大変だし、記入を間違えると、損をしてしまう可能性もあります。

その点、MF開業届を使うと、簡単かつ便利なうえ、ソフトが書類を作成するので、安心感もあります。

MF開業届は、これから開業届などを提出しようとしている方にオススメです。

>> 公式マネーフォワード開業届

マネーフォワード開業届の3つのメリット

① 料金は無料である

ありがたいことに、MF開業届は、無料で開業届などの書類を作成できるソフトです。

なぜ無料かというと、MF開業届で利益を上げるつもりはなく、これをきっかけにMFクラウドなどの会計ソフトを利用してもらいたいと考えているためです。

もちろん、MF開業届を利用したからといって、マネーフォワードの会計ソフトを使う必要はないので、安心してください。

② Web上で質問に答えるだけで簡単に開業届や青色申告承認申請書を作成

開業届や青色申告承認申請書って、自分で直接記入して作成しようとすると、記入を間違えやすいし、それなりの手間です。

これに対してMF開業届を使えば、Web上で質問に答えていくだけで必要書類を簡単に作成できます。

ゆるり会計士@海外在住

何を記入すべきか考えなくていいので、便利ですね。間違った内容を記入するミスも防げるので、安心です。

実際の利用画面がどんな感じなのかは、以下で画像つきで説明しているので、ご参照ください。

なお、MF開業届で作成できる書類は次の通りです。

  1. 個人事業の開業・移転・廃業等届出書
  2. 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
  3. 給与支払事務所等の開設・移転・廃業等届出書
  4. 所得税の青色申告承認申請書
  5. 青色専従者給与に関する届出書

1がいわゆる開業届。

上記のうち2,3,5の各書類は、現時点で既に給与の支払いをする従業員がいる場合のみに提出するものになります。

つまり、そうでないフリーランスの方は、まずは1と4を提出すればよいことになります。

ゆるり会計士@海外在住

MF開業届は、これらの書類を簡単に作成するためのソフトです。

③ 提出も簡単にできるように配慮されている

初めての方だと開業届の提出先も分からないですよね。

MF開業届を使うと、この辺りにも配慮が行き届いていて、素晴らしいです。

  • 必要な書類を必要部数印刷できる。
  • 提出先の税務署の住所もわかるし、封筒用の宛先の印刷も可能。
  • 提出の仕方の説明もしてくれます。

MF開業届を使う手順【感想あり】

それではMF開業届の使い方を、実際の画像も使って解説していきます。

ここは読むだけだと意味がないので、MF開業届の公式サイト に行き、実際に自分で手を動かしながら進めてください。

STEP 1: 利用のための登録

まずはSTEP 1の登録作業。

公式サイトに入ったら、「利用料無料で始める」のボタンをクリックしましょう。

すると、メールアドレスの登録を求められるので、入力してください。パスワード設定も行います。

 

「メールアドレス以外で登録する」をクリックすると、Googleアカウントなどを使って登録することもできます。

STEP 2: 必要情報の入力

続いてSTEP 2の入力作業。

登録が完了し、ログインすると、以下の画面に進みます。

マネーフォワード開業届の利用画面

「手続きを進める」をクリック。

すると、次の画面に進みます。

マネーフォワード開業届の利用画面

指示に従って、順に入力していきましょう。

このなかで「いつから事業を開始しますか?(開始しましたか?)」の質問は、実は重要なので要注意です。

ゆるり会計士@海外在住

現時点より前の日を記入する場合は、基本的に2ヶ月以内の日付にしてください。

これは、事業を開始した年に青色申告を適用するためには、開業日から2ヶ月以内に青色申告承認申請書を提出する必要があるためです。

注意
青色申告承認申請書の提出が開業日から2ヶ月を過ぎた場合、青色申告を使えるのは翌年からになります。

さて入力して下にスクロールしていくと、以下のような質問が続きます。

これも順に入力していきます。

マネーフォワード開業届の利用画面

確定申告の種類は、青色申告しない予定の方以外は、青色申告 55万円控除にチェックを入れましょう。

後で有利になります。

以上のページの入力が完了したら、一番下の「次へ」のボタンを押します。

すると、以下の画面に進みます。

マネーフォワード開業届の利用画面

マネーフォワード開業届の利用画面

この画面では、ご自身の名前や生年月日、住所などの情報を入力していきます。

数項目の入力が終わると、「保存」のボタンがあるので、これをクリックして次に進んでください。

さらに下にスクロールすると、以下の画面に。

マネーフォワード開業届の利用画面

屋号については、「つける」を選択すると、屋号の入力ができます。

屋号は開業時点ではなくてもいいのですが、できればこの機会に考えてみるといいでしょう。

 

代表的な屋号の例としては、〇〇オフィス、〇〇工房、〇〇企画、などがあります。

 

屋号を持つと銀行口座開設を始めとして色々なメリットがあり、事業を行っていく上で屋号は重要です。

屋号について詳しく知りたい方は、以下の記事を参照ください。

>> フリーランスが屋号を持つことの3つのメリット | 開業届に記載しよう

 

この画面のすべての入力を行い「保存」もクリックしたら、一番下の「次へ」をクリック。

これで入力は完成です!

ゆるり会計士@海外在住

けっこう簡単でしたね!

STEP 3: 書類のダウンロードと提出

最後に、STEP 3の書類のダウンロードと提出。

ボタンをクリックすると、作成した書類のダウンロードができます。

画面の指示にもありますが、押印とマイナンバーの入力が必要になります。

さて実際に使ってみると、以下のような点にまで配慮されているのが、とても良いと思いました。

  • 提出用1枚と控え用1枚が自動作成されます。
  • 何も考えずに1セット印刷すれば、必要書類を過不足なく用意できます。
  • 提出の仕方が詳しく書かれていて、すごく安心です。
  • 提出先税務署への郵送のための封筒貼付用ラベルも自動作成されています。

これは便利で助かりますね!

指示に従って、郵送または税務署に直接持っていって提出します。

個人的には、自分の所轄税務署に行って、雰囲気を体感しておくのは意義あることだと思います。

状況が許せば、持ち込んで提出しましょう。

MF開業届のデメリット | 開業freeeとの比較

実際に使ってみると分かりますが、MF開業届はよくできていて、便利なサービスです。

競合他社のサービスとして、開業freeeがありますが、大きな差はないので、どちらを使っても満足できると思います。

ただ、細かい点では、開業freeeの方がいいと思われる点もあったので、念のため書いておきます。次の3点。

仕事の種類をタブで選択

開業freeeの場合、仕事の種類の項目は、タブから選択する形式なので、自分で入力が不要です。

自分の仕事について何と書くべきか迷う方もいると思うので、選択形式の方が迷いがなく進められそうです。

青色申告か白色申告かのおすすめ

開業freeeの場合、月収額を入力することにより、税額の試算をしてくれます。

これにより青色申告と白色申告のどちらがいいか、おすすめしてくれます。

青色申告と会計ソフトの関係については、以下の記事で説明しているので、ご参照ください。

 

>> 【フリーランスの所得税】確定申告は下準備が9割 | 初心者も損しないロードマップ

e-taxで提出可能

開業freeeであれば、完成した開業届などの書類の提出が、e-taxによる電子申告も可能です。

提出方法の選択肢は多いほうがいいかなと思います。

また、いずれ青色申告するときにはe-taxを利用する必要があるので、開業届の時点でやり方に慣れておくと、後がラクになります。

 

開業freeeが気になる方は、以下の記事を読んでみて下さい。

>> 開業freeeは評判以上に便利!使うメリット3点を解説【口コミあり】

上記の通り開業freeeには工夫が見られますが、これらの点が気にならない方は、MF開業届でも全く問題ありません。

マネーフォーワードの方が好きという方は、安心してMF開業届を使って下さい。

【参考】開業届と青色申告承認申請書とは?

参考まで、MF開業届で作成できる開業届や青色申告承認申請書について簡単に説明します。

 

これらの書類についての説明が不要な方は、飛ばしてください。

開業届

開業届とは、新たに事業所得、不動産所得、山林所得を生ずべき事業を開始したときに、所在地の税務署に提出する書類になります。

開業届は、個人事業の開始の事実があった日から1ヶ月以内に提出することになっています。

 

開業届を提出すると、以下のようなメリットもあります。

開業届のメリット
  1. 自分の屋号を登録でき、社会的信用が高まる
  2. フリーランスの出発点として自覚が生まれる
  3. 青色申告を行うためにも必要なものである

実際は、開業届の提出が遅れたり提出しなくても、個人事業はできます。

とはいえ、上記のようなメリットを考えると、提出したほうが間違いなく得になります。

↓↓ 開業届

開業届のフォーム

所得税の青色申告承認申請書

所得税の青色申告承認申請書は、青色申告を行うために提出が必要な書類です。

>> 所得税の青色申告承認申請書

開業したばかりの方で、今年から青色申告をしたい方の場合、開業日から2ヶ月以内に提出する必要があります。

ゆるり会計士@海外在住

提出が遅れると青色申告が翌年からになります。青色申告承認申請書の提出時期には要注意です!

青色申告をすると金銭的なメリットがあるので、個人事業主は絶対に使うべき制度です。

青色申告の制度について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

 

>>【フリーランスの所得税】確定申告は下準備が9割 | 初心者も損しないロードマップ

↓↓ 青色申告承認申請書

青色申告承認申請


MF開業届を使わない場合、国税庁のサイトの開業届や青色申告承認申請書に、直接記入する必要があります。

※国税庁のサイトの画面上でも入力できるので、プリントアウトして手書きする必要はありません。

ゆるり会計士@海外在住

ただ、未知の書類2つを全部自力で記入するのは、結構負担が重いですね。

それでも国税庁のサイトから開業届と青色申告承認申請書を作成してみたい方は、以下の記事を参考に記入してみてください。

大変そうだなと思った方は、MF開業届を使いましょう。

MF開業届を使うと1回の入力で2つの書類を作成できるので、とても簡単です。

まとめ

MF開業届の説明は以上になります。いかがでしたでしょうか。

MF開業届を使うと、開業届や青色申告承認申請書を簡単かつ安心して作成できます。

すぐに開業届などを提出しない方も、今のうちにMF開業届の無料登録はしておきましょう。

 

書類作成・提出のために必要な情報をあらかじめ把握しておくと、期限直前に慌てなくて済みます。

>> マネーフォワード開業届の公式サイト