freeeの電子申告アプリでカードリーダー不要!スマホで確定申告【2021年1月】

freeeから、2021年1月に「電子申告アプリ」がリリースされました。

国内の民間企業では初の電子申告専用アプリで、freeeのプレスリリースも出ています。

「電子申告アプリ」と聞いただけでは分かったような分からないような。以下のような疑問を持つ方も多いと思います。

「今までと何が違って、何ができるの?」

 

「これを使うと、どんなメリットがあるの?」

 

「どうやったら使えるの?」

本記事は、そんな方の疑問に答えていきます。

freeeの電子申告アプリはこんな人向け

「電子申告アプリ」は、スマホでも確定申告を提出できる初のスマホアプリです。

iPhone やAndroidのユーザーであれば、アプリを無料でダウンロードして、すぐ使えます。

確定申告の方法の選択肢が増えたので、freeeユーザーにはありがたいですね。

それ以外にも、freeeの電子申告アプリを使うと次の2点のメリットを得られます。

  1. 2020年より、電子申告なら青色申告特別控除が10万円有利です(=電子申告しないと10万円損です)。
  2. スマホの電子申告アプリを使えば、マイナンバーカードを読み込むICカードリーダーを買わなくて済みます。

これだけを読んでも意味が分かりにくいと思いますので、以下で詳しく説明します。

なお、上記のようなメリットを得られるのは、以下のすべてに合致する方です。

  • 2020年以降の確定申告で、電子申告で青色申告をしたい方
  • マイナンバーカードを持っている方または今後入手する方
  • freeeを使っている方またはこれから使う方

上記の全てに合致する方には、freeeの電子申告アプリがおすすめです。

メリット① 電子申告(e-tax)で青色申告特別控除が10万円有利

確定申告の方法の分類

所得税の確定申告のやり方は何通りかありますが、大きく分けると、以下の3つのやり方があります。

確定申告の方法の分類
  1. 国税庁の確定申告書フォームに記入して、紙ベースで提出
  2. ソフトやWebサービスで確定申告書を作成して、紙ベースで提出
  3. ソフトやWebサービスで確定申告書を作成して、電子申告(e-tax)

確定申告書の作成方法と提出方法により、上記3パターンに分かれます。

紙ベースで提出の場合、税務署に持ち込むか郵送になります。

freeeなどの会計ソフトで確定申告している方の場合、2.の方法で確定申告をしていた方が多いのではないかと思います。

電子申告が有利

さて、2020年分の確定申告から、青色申告をする方の場合は電子申告でないと損になるため、その点を説明します。

2020年分の確定申告より、電子申告(e-tax)するかどうかによって、青色申告特別控除の金額が異なります。

 青色申告特別控除
電子申告する場合65万円
電子申告しない場合55万円

このように、電子申告をする場合は、しない場合に比べて控除額が大きく、所得10万円だけ多く節税ができます。

所得10万円というのは、税額に直すと、通常1.5万円から3万円程度の節税に相当します(所得税率が5%から20%、住民税率が10%を前提として計算したもの)。

ゆるり会計士@海外在住

簡単に言うと、払う税額を1.5万円から3万円減らせるということですね。

逆に言うと、電子申告をしないと損になるため、青色申告できる方は、基本的には電子申告をする必要があります。

なお正確には、「電子帳簿保存法」に従って電子帳簿を保存している場合も65万円の青色申告特別控除を使えます。

 

ただしこの方法は個人事業主にはハードルが高いので、多くの方にとって、現実的には「電子申告」一択になります。

以上のとおり、電子申告を行うと、青色申告の節税額が大きくなるメリットがあります。

メリット② ICカードリーダーが不要

手続きの利便性という観点からは、freeeの電子申告アプリを使うと、次のようなメリットがあります。

  • 会計freeeで作成した確定申告書類と連携できる。
  • スマホで確定書類作成から申告までを完結することができる。
  • ICカードリーダーなしでも、マイナンバーカードを読み込める。

このうち、ICカードリーダーが不要というメリットについて、以下で説明します。

電子申告の2つの方式

さて、「電子申告アプリ」のメリットを理解するにあたっては、電子申告についての理解が必要です。

そのため、以下では電子申告について説明します。

まず、現在、電子申告(e-tax)のやり方には大きく2つの方法があります。

  • マイナンバーカード方式
  • ID・パスワード方式

この2つの方法は、申告時の本人確認方法の違いから生じています。

マイナンバーカード方式は、マイナンバーカードを用いて本人確認を行う方式です。

 

それに対してID・パスワード方式は、本人に固有のIDとパスワードで本人確認を行う方式です。

マイナンバーカードにはICチップが埋め込まれており、カードを読み込むことにより本人証明ができます。

国税庁もマイナンバーカード方式を推進しています。

とはいえマイナンバーカード普及率は、2020年9月時点で20%程度。

そのため、国税庁は、ID・パスワード方式での確定申告も認めているのが実情です。

ゆるり会計士@海外在住

なお、マイナンバーカードの発行には1ヶ月から2ヶ月程度かかるので、要注意です。

マイナンバーカード方式

会計ソフトで作成した確定申告書の電子データを電子申告する場合は、マイナンバーカード方式になります。

「マイナンバーカード方式」で電子申告を行う場合は、通常、マイナンバーカードを読み込むのための外付けのICカードリーダーが必要になります。

ICカードリーダーは、Amazonなどで見ると、2,000円台くらいで買えるようです。

 


ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380

この点、freeeの「電子申告アプリ」があれば、スマホにかざすだけでマイナンバーカードを読み取ることが可能です。

したがって、freeeの「電子申告アプリ」を使うなら、外付けのICカードリーダーを買わなくて済みます。

ゆるり会計士@海外在住

ICカードリーダーを買わずに節約できるメリットがあるわけですね。

(参考) マイナンバーカード方式で電子申告を行うには、まず利用者識別番号の取得が必要です。

 

freeeの「電子申告ナビ」を使うと、取得が簡単です。

 

>> freeeの電子申告ナビ

また、freeeで電子申告を行う一連の流れを理解するには、以下の記事をご参照ください。

 

>> freeeで所得税の電子申告を行う(Windows)

 

>> freeeで所得税の電子申告を行う(Mac)

ID・パスワード方式

「ID・パスワード方式」で電子申告をしたい場合、免許証などの身分証を持って事前に税務署に行き、次の手続きを行います。

  • e-Taxの開始手続き
  • ID・パスワード方式の利用申請

手続きを行うと、自分のID(利用者識別番号)とパスワードをその場でもらえます。

ここで入手したIDとパスワードがあれば、国税庁の確定申告書等作成コーナーから、電子申告ができるようになります。


以上のとおり、IDとパスワードを入手すれば、マイナンバーカードなしでも電子申告ができます。

ただし、ID・パスワード方式は、国税庁のサイトで確定申告書を作り提出する場合の方式です。

 

つまり、freee利用者がID・パスワード方式での申告にこだわるのであれば、会計ソフトで作成した確定申告書の内容を「確定申告書等作成コーナー」で手入力していく必要があります。

それに対して、マイナンバーカード方式であれば、会計ソフトのデータを電子申告ソフトにそのまま取り込めます。

ゆるり会計士@海外在住

ID・パスワード方式で手入力する手間と、マイナンバーカードを用意する手間を比較して、どちらの方式で電子申告するかを決めましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

freeeの「電子申告アプリ」は、スマホで電子申告を完了できる、初のスマホアプリになります。

以下に合致する方は、ICカードリーダー不要というメリットもあるので、ぜひ利用して下さい。

  • 2020年以降、青色申告をしたい方
  • マイナンバーカード方式で電子申告する方
  • freeeを使っている方、これから使う方

まだ会計freeeを使っておらず、今後利用したい方は、まず以下の記事をどうぞ。

【まとめ】会計freeeが支持される3つの理由 | 口コミあり